ステーキの芯温を1℃刻みの正確さで焼く方法(4)まとめ編
実験方法の改良 これまでの「ステーキの芯温を1℃刻みの正確さで焼く方法(1)〜(3)」での実験を踏まえ、現時点で最も合理的と思える実験方法を考えてみました。 (1)冷蔵庫から出した4cm角立方体の肉(うちの冷蔵庫では中心温度=3℃前後)を45分間室温で「常温戻し」する。(2)常温戻しした肉を40℃・…
実験方法の改良 これまでの「ステーキの芯温を1℃刻みの正確さで焼く方法(1)〜(3)」での実験を踏まえ、現時点で最も合理的と思える実験方法を考えてみました。 (1)冷蔵庫から出した4cm角立方体の肉(うちの冷蔵庫では中心温度=3℃前後)を45分間室温で「常温戻し」する。(2)常温戻しした肉を40℃・…
前回の実験で、安定的に「目標中心温度=54℃±1℃」にする焼き方は一応できました。今回は、54℃だけでなく好きな目標中心温度にする方法を模索していきます。この実験では53〜57℃、つまりは「ミディアム・レア」の各温度をカバーすることを目標にしてみます。改めて、今回のマルチステップを見てみましょう。 …
前回のおさらい 改めて「ステーキの芯温を1℃刻みの正確さで焼く方法(1)考察編」で考えた4cm x 4cm x 4cmの牛ランプ肉のステーキをフライパンで焼いてみる実験の方法をおさらいします。 ステーキ実験の方法 目標中心温度=54℃(1)冷蔵庫から出したての牛ランプ肉を4cm x 4cm x 4c…
目標中心温度プラスマイナス1℃の正確さで、誰でも同じにステーキを焼く方法 本当に世の中には、「肉を焼くこと」になると、こだわりのある方がたくさんいらっしゃいます。そしてまた、その焼き方・こだわり方も千差万別。一方で「肉を焼く」ことについては、科学のメスが入り、以前より多くのことが分かってきています。…
ブランマンジェとパンナコッタの違い 端的に言えば、おせち用に炊いた黒豆の残りをどう食べるか?で思いついたのが「ブランマンジェ」。そもそも「ブランマンジェ」と「パンナコッタ」の違いもよく分かっていませんが、ブランマンジェがフランス、パンナコッタはイタリアのデザートと言う以外だと、ブランマンジェはアーモ…
外部センサーは偉大です Reproの最も画期的な機能とは…それは、よくフレンチのシェフとかが温度計を片手に、最適な火加減で煮物を作る、あれを機械が自動的にやってくれるということ。それも1秒ごとに0.1℃の温度変化をキャッチして、微妙に火力を変化させるという人間にはできない正確さで。だから鍋にセットし…
そろそろ、おせち料理の準備をする季節になってきました。おせちと言えば、難関のひとつが「黒豆」。昭和の時代には、おばあちゃんの専売特許で、嫁いできた息子の嫁が「どれだけきれいに黒豆を炊けるか?」を姑さんがチェックする、なんてことも…そこで今回はReproレシピ「ふっくら黒豆」を元に、「黒豆をきれいに炊…
「ReproのちょっとしたTipsと注意点その1」でも少しふれましたが、Reproで調理していると、たまにアラームが鳴って、コントロールが外部センサーから本体センサーに切り替わっていることがあります。今回は、2023年12月18日リリースのプログラム・アップデートで新たに追加された設定機能も含めて、…
Reproレシピ「基本のアングレーズソース」 Reproのレシピ「基本のアングレーズソース」をアップしました。 アングレーズソースは、アイスやプリン、ケーキなどに使える万能選手。その正体はカスタードクリームから小麦粉を抜いたものですが…カスタードクリームよりサラッとしていて、当然ながら糖分はあります…
マグロと並んで、赤身のお魚の代表格「カツオ」。お刺し身から鰹節まで、和食には欠かせない魚ですが、一口に「カツオ」と言っても、その種類から季節によっても味はさまざまです。今回は、そんなカツオについて詳しく解説していきます。 カツオの生態 美味しいカツオを知るためには、まずカツオの謎に満ちた生態を知る必…
自分の家の水道水の硬度を毎日測り続けて、はや2ヶ月余り。なぜそんなことを始めたのか?については、前回に書いた「水道水の硬度変化と水系と美味しいスコッチの水割りと」をごらんください。 前回までのあらすじ そもそも事の発端は、以前に水道水の硬度変化でラーメン屋さんのスープが全滅したという事件があったこと…
給食の「春雨サラダ」が割り切れなかったです なんか「春雨」というと「涼拌三絲(リャンバンサンスー)」=「春雨サラダ」、給食で主役になり切れない定番の「脇役おかず」っていうイメージがあるんですよね。小学生のころ給食食べながら「これってなんか割り切れない味だなあ…」と思った記憶が蘇ります。 もしかして春…
大前提は「公式アプリにプロファイルのあるものをご使用ください」ですが… Reproで正確な温度管理をしての調理(いわゆる「プレシジョン・クッキング」)をしたい場合は、公式アプリに鍋プロファイルがあるもの(=すでに検証済みの鍋・フライパン)を使用していただくのが大前提です。(2023年現在 約300の…